管理人ティアの一口馬主生活&各クラブ馬診断。競走馬をより深く理解する事が目的です!    ※記事の引用、および画像の転載は各クラブより許可を得た上で行っております。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

漫喫
2013年02月17日 (日) | 編集 |
フェブラリーSはマンハッタンカフェ産駒グレープブランデーが見事優勝しました。
骨折からの復活を果たし二つ目のG1制覇。立派の一言に尽きます。

このグレープが居る08世代は全体的に社台・サンデーのレベルが高く、例年であれば第一希望として書くであろう逸材が片手に余るような状態でした。
中でもマンカフェ産駒の出来の良さは今でも強く印象に残っています。

83060.jpg

こちらが募集時のグレープブランデー。
今年に入ってこの馬のDVD、控えめに見て30回は再生してると思います。

発達して浮き上がったトモ、首差しから背腰にかけてのライン、発達した肩周り。
飛節の位置も良いし、繋ぎもダート馬として理想的な角度ではないでしょうか。
馬体派としては活躍して納得の募集馬ですね。

しかし募集時は候補から外していました。
今見れば好馬体なのは一目瞭然ですが、当時はワインアンドローズのポテンシャルを勝手に見限って途中からスルーしていたのですよね。
この辺が40口の難しいところで、馬体と血統の両方を高望みしてしまう。
こういう馬は第二でなら書けるんですが、流石は目の肥えた社台会員達。
ブランデーは第一だけでもベスト10に入る人気を集めておりました。やはり見ている人は見ています。

後になって兄姉達の造りを見直してみると、ブランデーが抜けて良かったです。
トゥザグローリーやエピファネイアのパターンですね(´・ω・`)
グランザもそうですが、やはり馬体は嘘をつかないと。
改めて考えさせられる一頭ですね。


そして、ラヴィアンクレールことダークエンディングの08。
ディオルーチェと最後まで出資を悩んだ馬でした。

83024.jpg

発達したケツと二の腕でダート馬と一目瞭然。
何故か新馬戦は芝でしたが…案の上ダートに変わって楽勝しました。
ちょうど二年前のヒヤシンスSの覇者ですね。
今は1000万の常連ですが、重度の骨折がなければもっと上のクラスで活躍していた事でしょう。
硬さが走りを邪魔すると嫌だな…って思ってたのですが、成長してもガチムチにはなりませんでした。

ただ、グレープもそうですが、マンカフェは脚元が丈夫な種馬ではないので衝撃が大きいと怪我をしやすいんですよね。
その為ダートを走れる造りの馬というのは、必然的に故障しやすいのかもしれませんね。

将来を有望視されたアッパーイーストも兄ココナッツパンチ同様に最後は故障で引退しましたし。

83025.jpg


この馬だけは芝寄りでしたね。馬体は良かったんですけどねー。
マンカフェ産駒は最低でも背腰とトモは強くないと成功できないと見ています。
一言で表すなら、緩いままで終わっちゃうんです。
ストームキャットやミスプロ、ボールドルーラーと相性が良いのも決して偶然ではなく、必然だって事ですね。

それらを踏まえて考えると、今年の東サラ勢などは非常に魅力的なラインナップだと思います。
上記の配合とはズレますが、マンカフェのドイツ色を刺激したウミラージやザロミアも注目ですが。

個人的に最も気になるのはシルクのアーティストチョイスで、配合的にはほぼ理想的なんですが、あの馬もやはり馬体の強度面が心配ですね。
上体だけなら高評価してますし、それこそ牡馬ならリスク承知で出資したい位です。

しかしですよ、上の連中見た後に簡単に手を出せますか?っちゅー話です。
400口だからまだ検討できるのであって、本家ならどれも絶対無理ですもん。
良くも悪くも08産のマンカフェ三頭は僕に大きな影響を与えてくれましたね。


でも最強の繁殖相手はやっぱりタンタスエルテなんじゃないかなぁー。
ね、追分さん^^?




スポンサーサイト
適性診断…社台・サンデー編
2010年01月21日 (木) | 編集 |
今日は今までと少し方向性を変えて、個々の馬体診断というよりは、馬体から各馬の距離適正や得意とするコースの探り方を紹介したいと思います。
距離適正の見分け方についてはPOGシーズンのギャロップやサラブレのような競馬雑誌でもたまに解説がありますが、コース適性というのは意外と取り上げられる事が少ないように感じます。
それだけ、ちゃんとした理論をもって説明するのが難しいのでしょうか(まぁ僕も上手くは説明できませんw)。


本日の一番手は中・長距離型の見本としてスペシャルウィーク産駒のグランクロワ。

グランクロワ

細くしなやかな首差し、緩やかで伸びのある背と胴のライン。長方形のシルエット。
僕がよく『背の短い馬を狙え』みたいな事を言ってると思いますが、この馬のように背と腹のバランス(比率)が良い馬であればマイナスにはなりません。
グランクロワの馬体の特徴としていくつか挙げると、

①背のラインがしなやかで胴伸びがある。
②四肢が長い。
③胸前に適度な深さがある。胸の造り自体は軽め。
④首が細くて長い。
⑤お尻は平尻タイプ。

などが挙げられます。
そしてこれらはまさに持久力・持続力に長けた馬に見られる特徴でもあります。
つまり、先週の日経新春杯や菊花賞のような舞台こそが、この馬にとって最も力を発揮できる舞台と言えるでしょう。
最近の有名どころだとロジユニヴァースやリーチザクラウンの馬体がこのタイプに該当します。
中山の皐月賞よりも、確実に東京のダービーや京都の菊花賞が狙い目です。
これで母父がリアルシャダイとかだったら菊花賞で迷わず◎をつけたくなっちゃいますね。


短距離型の見本は勢司厩舎のレインスティック。
この馬はデビュー前にアースガルドの調教パートナーも務めていました。

レインスティック

こちらはいかにも短距離型の馬体。
①肩の角度
②首の短さ
③縦型のシルエット。
どれをとっても実にわかりやすい形の短距離馬です。
グランクロワと比較すると、違いが一目瞭然ですね。

これでさらに、
『首・胸前の筋肉が発達+厚みがある』
『ピッチ走法』
『四肢が短い』
『トモの幅が大きい』
などの特徴が見られる馬は瞬間的なスピード能力、爆発力に優れている。という見方ができます。
実際、レースには展開、流れというものが別に存在するので100%その限りではないのですが、上記の特徴を持つ馬は東京や京都の外回りよりも、中山や福島のようなトリッキーなコースを得意にすると考えて良いです(キレる馬ほど長く脚を使えない傾向にあるので)。
僕が朝日杯の時に「ブレイクは中山が向いている」と言った理由もここにあります。
他馬で挙げると、サニーサンデーのような馬体が小回り得意型に該当しますかね。


では、ここまでの内容を踏まえた上で東のクラシック候補アリゼオと超良血ルーラーシップを見ていきましょうか。

まずはアリゼオ。

アリゼオ

会員限定ページで見ると、この画像以上にしっかりしていて、脚も丈夫そうで素晴らしい馬です。
胸前やトモの筋肉は発達していますが、手足の長さは標準的。飛節は丁度良い角度。
首も太さ、長さ共に標準。
総合すると若干中山寄りかな…とも感じるものの、府中が得意なシンボリクリスエス産駒。
…う~む、断定するのはちょっと難しいですねぇ。万能型かもしれません。
実際、両方で好メンバー相手に勝ってますからね。フジキセキが強めに出たからなのか少々ゴツめに映りますが、距離も保っています。
僕の予想としては1600~2200くらいの間と見てましたが、レース振りからはダービーまでは大丈夫そうです。
後の課題は良馬場の切れ味勝負になった時でしょうが、馬体的にはその場合にも十分対応できると思います。


ルーラーシップはどうでしょうか。

ルーラーシップ

この馬もキンカメ産駒らしい馬体で、一見筋肉質タイプ。
しかし、首は割と細めで長さもあり、使い方もしなやかです。手足もスラっとしてます。
飛節は140度くらいで丁度良い。
胸前やトモの筋肉も発達していてキレがありそう…。と同時に胸もそれなりに深みがあり、ブレイクのような一息で…というタイプではなさそうです。
総合的に見ると東京寄りの万能型。ローズキングダムのように東京でも中山でも強い馬だと思います(むしろローズの方が馬体的には小回り向きだと思っています)。
こちらは距離が伸びても問題ないでしょう。
超良血のエリートホース。ヴィクトワールピサとの二枚看板でクラシックを盛り上げて欲しいですね。

こないだ名前を出してしまったので、この二頭は紹介せざるを得ない状況になっちゃいましたが、どうせならもっと特徴が解りやすい馬を取り上げた方が良かったかなー……なんて風に思っています(^▽^;)

ちなみにキャロットだと、カドデュソレイユなんかも解りやすい例ですね。
見学ツアーでは『この馬で朝日杯へ…』と思ったほど。
中山でデビューするなら馬券で大きく狙うつもりでいます。



追記:グランクロワとルーラーシップの診断で適度に胸が深い。と書きましたが、この写真を見た限りでは、そうは感じられないという方も中にいらっしゃるかもしれません。
実際見た目にはわかりづらいのですが、測尺上(9月ツアー時)は共に176cmと写真の印象より深みがあったんですよ。





馬体診断・ペールギュント&アップドラフト編
2009年12月01日 (火) | 編集 |
では、残りの二頭も見ていきます。
続きましてはペールギュント。
僕は兄のフェリシタルがかなり好きでしたねー(なんとマニアックな^^;)。

ペールギュント
ペールギュント2


最終的にはスプリントでも活躍しましたが、この写真からだとマイル~中距離がベストのように見えます。
昨日紹介したコンラッドと比べると肩の角度が立ち気味で、繋ぎの長さも少し短いのがわかると思います。
繋ぎの長さ&太さも距離適正を測るのに便利なポイントの一つ。
フィフスペトルがわかりやすい短距離型の繋ぎをしているので、資料のある方は是非ご確認下さいな。

トモには幅がありますね。SSの直仔として考えるとかなり良質の部類に入ります。
前駆も全体的に発達していて、パワーがありそうです。
二の腕なんかもムキっとしており、隅々までよく見ると、短距離でも走れる土台が整っていました。
加えて、この一族特有の気性の激しさが引き金となったのでしょう。

馬選びの際、僕がいつもお尻や頑丈さを重視している事は皆さんご存知でしょうが、実は飛節や球節の大きさ・その骨量のチェックにもかなりウエイトを置いています。
特に飛節。人間で言う踵。ここが非力で弱々しい馬は殆どが走ってきません。と言うか走れません。
ペールは飛節と球節共にしっかりしていますし、骨格に関しても高い得点を付けられる馬です。
総額6000万もするだけあって、流石にバランスも良い。
キャロにもこういう馬が毎年少しでも来てくれると嬉しいですね。


最後にアップドラフト。

アップドラフト
アップドラフト2


こちらもマイル前後で活躍している馬ですが、馬体を見た限りでは2500Mでも連対実績があるように、本質は中距離型なのではないでしょうか。
この画像からキ甲が抜けてくると、胴も少し短く見えてくるのかもしれませんが…。
切れ味より持続力に優れていそうなタイプで、例えばお尻一つをとって見ても、コンラッドと反対の平尻タイプであることが確認できます。
あと、これは会員ページからでないと確認できないのですが、蹄底が深めだったので道悪になったら強いでしょうね。

この馬もトモの角度が良く、理想的と言われる120度に近いです。飛節のラインも綺麗ですね。
あとは先日のヴァーミリアンもそうなのですが、脛がぷっくり発達しているのが確認できます。この箇所は後から筋肉を付けづらい部分なので、この時点でも逞しさを感じさせてくれるものが良いんですよね。

逆に気になるところは、前が少し弓脚気味な事でしょうか。
それほど酷いものじゃないので、そこまで神経質になる必要はないかもしれませんが、ペールギュントやヴァーミリアンと比べると、負荷が掛かりやすい構造をしていると言えます。
原因をそれだけに断定することは難しいですが、長期休養を挟んでいる事とも全くの無関係ではないはずです。
クッションが効いているからこそ、今でも長く現役を続けられているのでしょうが、デビューからしばらくの間ダートだけを使っていたのは正しい判断だったと思いますね(繋ぎは芝・ダ兼用)。

しかし、なんだかんだで芝・ダート問わず長く走って一億以上稼いでいるのですから、アップドラフトも大したものですよね。
僕も一度エルコンの子供を持ってみたかった…。
自分はグラスワンダー派なのですが、産駒の好みとしては断然エルコンです笑。

それでは、今回はこの辺で。
また時間が空いた時にでも、注目馬を随時取り上げていこうと思っています。

次回は一月ぶりにアースガルドの話題といきますね。




馬体診断・コンラッド編
2009年12月01日 (火) | 編集 |
昨日はジャパンカップを生観戦してきました。
僕の居たところからはオウケンが最後差しきったように見えたのですが、結果は僅か二センチ届かず二着。惜しくも親子二代制覇とはなりませんでした。
リーチが引っ張ってくれたおかげでペースも引き締まったものになり、今回はGⅠと呼ぶに相応しいレースになりましたね。

しかし、天皇賞に続き、あれほどまでに時計が早くなる今の馬場には感心できません。
最近ではあまり自分の出資馬には走ってもらいたくないなぁ、とさえ思っています。
未勝利戦や下級条件戦で当たり前のように33秒台の上がりやレコードタイムが飛び出す近年の馬場状態は明らかに異常なのではないでしょうか?
JRAはこのような事態を目の当たりにして何も感じるところがないのか!ホントに競馬を良くするつもりがあるのか!と、小一時間問いつめてやりたい所ですね。
芝は見た目が綺麗なら良いってモンじゃないでしょう。
…これ以上は愚痴にしかならないので、この辺にしておきますが。

それにしても、ルメールさんは流石でしたね。
あの位置でピタリと折り合いをつけ、2400Mを走らせてしまうのですから、すみませんでしたとしか言いようがありません。
今年の年度代表馬もウオッカでほぼ決まりでしょうね。


さてさて、それでは馬体診断・活躍馬編の第二弾をお届けしたいと思います。
今回はコンラッドとペールギュント。それから読者様からのリクエストにお応えして、先週のキャピタルSでも好走したアップドラフトの三頭を紹介させて頂きます。
とりあえずコンラッドだけ先にUPします。

コンラッド
コンラッド2



この馬はダンスインザダーク産駒ですね。
これは非常にわかりやすい長躯短背。いわゆるロス無く走れる馬の構造ですね。
前脚が彎膝(わんしつ)気味で中には嫌う人がいるかもしれませんが、ヴィータローザとかよりは全然マシです。構造的にはむしろ丈夫なくらいに見えます。
繋ぎの角度が芝を走るにはもう少し寝ていても良いかな?という気もしますが、これも悪くはありません。これに柔軟性があるのなら全く問題のない範囲でしょう。

コンラッドもヴァーミリアン同様、腰が強くて踏み込みが深そうです。
ダンス産駒には珍しい斜尻タイプで、切れ味勝負になってもある程度は対応できると思います。毛色の関係で見づらいですが、トモのL字ラインもくっきりと見えていますよ。
腹袋がスーッと滑らかで綺麗なラインをしており、内臓面の良さが伺えます。毛ヅヤもよく見えますね。
胴の長さや肩の角度など、パーツ全体を総合的に見ると、距離適正は2400M前後がベストでしょうか。
これは当然ダービーを狙いたくなります。

ダイヤモンドSの2着があるので、血統の力で長距離もこなせたのかもしれませんが、馬体からは持久力を活かせる中距離向きだと思います。
目黒記念や有馬記念、オールカマー辺りが狙い目でしょうかね。結果は残せなかったみたいですが、北海道の2600も条件的には良かったのではないでしょうか。

先程上で触れた近年の高速化はこの馬には少し可哀想でした。
ダンス産駒に極限のスピード、切れ味勝負は基本合いませんからね(馬体的に見てコンラッドはその中でもかなりマシな方です)。
産まれてくるのがもう10年早ければ、もっと有名な馬になっていたはずです。




馬体診断・ヴァーミリアン編
2009年11月20日 (金) | 編集 |
明日の東スポ杯、アースガルドはやっぱり回避するようです。まずは葉牡丹賞で手堅く二勝目、ということですね。
アルメーリヒにも動きがあったので、そちらも近日中に。
今日は前回の更新で予告しました通り、サンデーRのヴァーミリアン号の馬体診断を行いたいと思います。

今回ヴァーミリアンを取り上げたのは、先日のJBCで彼が史上初の快挙を成し遂げたのを見て、ふと思い立ったのがきっかけですが、以前から機会があれば紹介したいと思っていた馬でした。
この馬が一口僅か60万とは…今なら血統的にも信じられないほど破格ですね。
それでは、見ていくとしましょう!

募集時の写真がこちら↓

ヴァーミリアン
ヴァーミリアン11


この馬は何処がズバ抜けて良い、と言うより全体的に高いレベルでまとまっている欠点の少ないタイプと言えますね。
最初はやはりトモからですが、筋肉が発達して大腿二頭筋と股関節付近(逆くの字になっているところ)の辺りがくっきりと浮き出て見えます。
さらに強靱そうな腰周りにも魅力を感じます。発達してるのでパッと見、だいぶ腰高に見えてしまう程ですね(成長分を考えると実際は丁度良い高さ)。
尻尾の位置もグッドです。
敢えて言うならトモの形・角度は素晴らしいのですが、もうほんの少し幅が欲しいですね。
ブレイクを100点とするならこちらは85点といったところ。
でもそれはあくまで欲を言えばのレベルであって、ヴァーミリアン自身がかなりハイレベルの良いトモをしている事は間違いありません。

飛節もこの画像だと若干解りづらいのですが、こちらも水準以上のものであることが見て取れます。
飛端から脛骨、後管骨へと伸びるラインも滑らか。
バネのある馬はここが滑らかで綺麗に真っ直ぐ伸びているケースが良く見られます。
他で例を挙げると、僕はトライアンフマーチのラインがとても好みです。

次は前腕に目を移してみましょう。
芝ダート兼用を思わせる角度の繋ぎに、真っ直ぐで丈夫そうな脚。加えて膝の骨量や管骨・球節もしっかりしています。
上腕三頭筋(※1)の量も適度に多く、ここはまさに理想的な造り。
ここが太すぎると、力に頼りすぎてストライドが狭まる恐れがあります。
強いダート馬(アロンダイトなど)に良くある特徴の一つなので、一概に悪いとは言えないのですけどね。それにそのタイプはピッチ走法になりやすいので、短距離馬にはプラスに働くと思いますし。
ウチのマイベスなんかもそんな感じだろうと予想してます。

ちなみに、ヴァーミリアンはダートに転向してから徐々に馬体重が増えていきました。
それが示す通り、前駆の筋肉が隆起して、力強さを感じさせる馬体へと変貌を遂げました。

07年JCダート時↓
ヴァー

肩の角度なんかも合わせて見るとやはり中距離がベストなのでしょうが、この筋肉ならマイル前後でもスピード負けする事はないと思います。
今のヴァーミリアンに全盛期の力があるのか?と言われると僕には『YES』と即答する事ができないのですが、当日雨でも降って極端に時計が早くならない限りは再来週のJCダートでもまず好勝負になると見ています。
あとはサマーバード次第ですかね…。

しかしこの馬は繋ぎや各関節に柔軟性があるので、パドックを見る度に毎回『こいつは芝・ダート兼用だろう…』と思うんですよねぇ。
少なくとも上のカタログ写真から今の成績を予想するのは相当難しいでしょう。
それこそ最初からこの馬のダート適性を見抜いて出資した人は本当にスゴイと思いますね。
でも、実際に強い相手に芝の重賞を勝ってる訳ですからね。
馬が自信を付けた今なら、仮に有馬記念に出ても恥ずかしいレースはしないはず…。
いち競馬ファンとして、もう一度芝での走りも見てみたいものですね。


次回の馬体診断はコンラッドとペールギュントの二頭を予定しています。
それはまた来週中にでも。
せっかくなので、もう少しだけ書かせて頂こうと思っとります。




眠れぬ夜に憧れて…
2008年10月06日 (月) | 編集 |
すっきりしないまま終わってしまった凱旋門賞とはうってかわって、スプリンターズSは清々しいレースでした。

どんなに辛いことがあっても諦めずに挑戦し続けていれば、その先には必ず良いことが待っている。
そんな当たり前のことが当たり前に存在するスポーツってやっぱり素晴らしい!
上村騎手のあの涙は夢を叶えた者だけが流すことのできる特権だと思いました。

さて、そんな綺麗な前置きはこの辺にしておいて、今日は勝ち馬スリープレスナイトの募集時の馬体を紹介します。
当時の写真はこちら!

スリープレスナイト

ハッキリ言って、僕が絶対に買いたくないタイプの馬ですよね。
この造りでは故障が怖いし、これで総額2400万は明らかに高いです。
絶対そう思ってしまいます。

でもケツは確かに良い形をしているんですよね。
成長力がありそうですし、急坂にも強そうな良いケツをしています。
奥行きがあるのもGOOD!
そして今となっては見ての通り、パンとしてはち切れんばかりの素晴らしいお尻になりました。
僕のような尻フェチにはたまりませんね。

スリープレスナイト2


彼女は結果として千二のスペシャリストに成長しましたが、胴長な造りや血統からはむしろマイルくらいがベストのように見えるんですよねぇ。
でもこれだけの成績を残しているのですから、今後も千二を走り続けた方が良いに決まってますね。

馬場適性にしたって短くて立った繋ぎを見れば明らかにダート向きなのですが、芝の方がより強いのですからそれもまた驚きですね。
資料がないので詳しくは解りませんが、きっと角度をカバーできるだけの柔軟性があるのでしょう。
長い胸に力強さがあるのも芝を走れる理由の一つかもしれません。


とまぁ、こんな感じに結果を見た後でなら色々と発見出来たり関連付けられたりもするのですが、最初からそれを見抜くのはやはり難しい。
そしてそれに悩むのが楽しくもあります。

何はともあれスリープレスナイトと上村騎手、橋口さんに出資者の皆様、優勝おめでとうございます!
正直、めっちゃ羨ましいです。
僕もこんな馬を見つけなきゃですね。

追記:管理人は最近までスリープ・レスナイトをスリー・プレスナイトだと思っておりました笑。



馬体チェック デグラーティア
2008年09月17日 (水) | 編集 |
今日は、07産の事はひとまず置いといて、先週の小倉二歳ステークスの覇者・デグラーティアの馬体を見ていきたいと思います。
彼女の事はこれまでも何度か取り上げてきましたが、デビューから無敗で重賞制覇と期待以上の走りを見せてくれているので、再度スポットライトを当てさせてもらうことにしました。

彼女の身体は、僕が考える走る馬の条件を多く満たしています。
デグラーティアの身体を知っておけば勉強になるのは勿論、実際に出資をする際にも色々と参考になると思います。
相馬眼を磨くのは活躍馬の馬体を観察するのが一番です!

ではでは、その身体の方を見ていきましょう。
↓募集時の写真はこちら

デフィニット06

これを見て初めに言えるのは、やはり『長躯短背』
この一言につきますね。
この構造なら後躯が生み出す推進力を余すことなく前に伝える事ができます。
逆に背が長ければ、効率良く伝えることができません。
前にお話ししたかと思いますが『背の長い馬=長距離に強い』とは限らないので注意が必要です(下記※詳細)。
例えば、カタログが届くまで出資候補だった同じフジキセキ産駒のサダムブルーアイズの07(←クリックで写真)はそれを理由に候補から外しました。
デグラーティアと比較するとだいぶ背が長いことがわかると思います。
(サダムブルーアイズ07が走らないと言っている訳ではありません。あくまで相対評価なのであしからず)

※長距離馬に良くみられるのは『全体の体長に対して背(胴)が長い』ものであって、単純に背だけが長いものはマイナスにしかなりません。
これについては相馬眼に定評のあるマイネル軍団の岡田さんも同様の事を仰っしゃってましたので、100%信頼してもらって結構です。

さらには後躯の造り。(DVDをお持ちの方は是非もう一度確認してみて下さい)
トモに十分な幅があり、筋肉も発達して浮き上がって見えますよね。
L字筋の角度もすごく良いです。
後ろから見た形も綺麗な長方形の形をしていました。
極めつけに臀端から飛節のラインが一直線になっています(これが理想の飛節の位置・ラインとされています)。
デグラーティアは総額1200万円で募集された安馬ですが、僕はお尻だけでもそれ以上の価値があると思いましたね。
今更言うのもなんですが、こういう馬の事を『お買い得』と言うのでしょう。

最後に繋ぎについて少し。
若干立ち気味の繋ぎに加え、母父デヘアという血統を見ると「ダート馬なんじゃないか?」と初めは思ってしまいそうですが、DVDを見ると繋ぎにも適度な柔軟性が保たれているのがわかります。
そして、この「適度な」所もポイントなのです。
これは芝を走れるだけの最低限のクッションが効くということであり、かつダートで走る可能性もやはり高いと言えるでしょう。
(フジキセキ産でがっちりした筋肉質タイプはダート馬であることが多いです)
芝であれだけ走れる上にダートも兼用となれば、出資者にとっては願ったり叶ったりですよね。

他にも長所をたくさん持っている馬なので、皆さんもぜひ色々と研究してみて下さい!


僕は正直、この年のサンデーR募集馬ではシェーンヴァルト(←写真)にばかり目がいっていました。実際あの馬だけ抜けた評価を与えましたし、今でもその評価が間違っているとは思っていません。
ですが、お金を稼いでくれそう、馬主孝行になってくれそうという点においてはデグラーティアのようにコストが掛からず、活動範囲の広い馬が一番理想的と言えるのではないでしょうか?

こういう馬を一頭でも持っていると、さぞかし快感でしょうね(^。^*)


馬体チェック サクセスブロッケン
2008年07月10日 (木) | 編集 |
JDDを見に再び大井競馬へ参戦してきました。

なんて言うかもう、昨日は返し馬からして一頭だけなんか違ってましたね。
あの時感じた雰囲気は口で何を説明したところで足りません。実際に見て感じろとしか言いようがないものでした。

レースでも最後の直線なんて必死に追ってるスマートファルコンが可哀想に見えてくる程。
わかったからもうやめて!……みたいな。
うん、あれはなかったですわ笑。

サクセスブロッケン、彼については僕が多くを語る必要もないでしょう。
なので、今日は彼の馬体チェックをすることにします!
(他に資料がなかったので、ダービー出走時の写真で見ていきます)

サクセスブロッケン

まず最初に言えるのは弓脚だし繋ぎも立ってるし、はっきり言ってかなり危ない前脚なんですよね。
こんな馬がキャロにきても、僕なら怖くて絶対出資できないですね。
これほどの良血であるにも関わらず、クラシック登録がされていなかった事も、この脚を見れば納得です。

しかし、『丈夫さ』という一点だけ目を瞑れば、あとは極めてレベルの高い馬体の持ち主だとも思います。
欠点を除いてランキング付けをすれば、間違いなくAランク以上の評価を付けられたでしょう。
(以下、パッと見目についた長所を簡単にまとめてみました)

サクセスブロッケン1

①背と腰の比率がほぼ1:2
②トモに十分な長さと深さがある。
③股関節付近の筋肉とL字筋が共に理想的。
④臀部から飛節にかけてのラインが滑らか(ストライドの大きい馬によく見られます)。
⑤脚長でわかりづらいが、胸にも適度な深みがある。
⑥上腕三頭筋にも幅があり、前脚に砂を掻き込むパワーがある。
(横からの写真だけでなく、パドックやトレセン内でじっくり観察する事ができれば、もっとたくさんの長所が見つかるはず)


いつ故障してもおかしくない、だけど活躍するのは当たり前。
こんな馬を管理する方々は気の休まることがないでしょうね。
サクセスブロッケンの競走馬生活は今後も相手云々ではなく、常に自分との戦いになりそうです。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。