管理人ティアの一口馬主生活&各クラブ馬診断。競走馬をより深く理解する事が目的です!    ※記事の引用、および画像の転載は各クラブより許可を得た上で行っております。
新天地へ
2011年02月24日 (木) | 編集 |
ブレイクランアウトが繋養先のオリオンファームに無事到着したとの事。
移動できる状態になかった為、最近まで美浦近郊の牧場で治療に専念していたそうです。

種付け料は30万円。出生条件で50万円と、実績からすれば割高ですね。
それでも種付けに関する問い合わせが結構来ているらしく、血統や馬体、或はブレイクの潜在能力の高さに期待を寄せてくれている方がいるという事実がただただ嬉しいですね。

個人的には結構成功すると思ってるんですよ。
値段や繁殖の質なりに…って意味ですが。
イメージ的にはエイシンサンディとかニューイングランドとかセラフィムみたいな感じで(^∀^;)
白老やノーザンも少しで良いので良い馬を付けてあげて欲しいですね。
社台のツアーの時にでも情報を集めてくるとしましょうか。

しかしまぁ、写真を見て改めて感じたんですが、やっぱりブレイクは素晴らしい馬でしたね。
全く惚れ惚れする馬体です。
それに馬体だけじゃなく、彼はハートも素晴らしいものを持っていました。
自分が出資していたとか関係なしに、一頭のサラブレッドとして僕は彼が大好きでした。
今後あれほど魅力的な馬を持てる機会が果たしてどれだけあるのだろうか。
もしかしたら、もう二度とないかもしれない。
でも、このまま夢を諦めるのは我慢ならないんで、もうちょっと続けます。
この雪辱は必ず晴らします。

10月から今日までブレイクの事を考えるのは意図的に避けてきました。
思い出すとまた泣けてくるし、胸が痛くなるし、何度も夢に出て来てその度に鬱になるし…。
僕は今、他のどのGⅠよりも春と秋のマイルCを勝ちたいです。
あと富士SといちょうSもね笑。

それから戸田先生にも直接お礼を言いたいです。
あの人は最後の最後でトレーナーとしての責任を果たしてくれた。
色々ありましたが、こうして種牡馬になれたのは他ならぬ先生のおかげだと思っています。
先生もブレイクのこと大好きでしたもんね。
僕×ブレイク×戸田師。
このチームでまた熱くさせてくれたら最高ですね。

最後に、情報を下さった方々にはこの場で改めてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。




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種牡馬入りできました
2010年11月04日 (木) | 編集 |
ブレイクランアウトが無事種牡馬入りできるとの事です。
具体的な繋養先などはまだ決まっていないようですが、何はともあれ一安心と言った所でしょうか。スマートストライクの血は貴重ですからね。
彼自身の能力はGI級だったと信じてますし、この血統、そしてあの馬体ですから、きっと良い子を出してくれるものと期待してますよ。

正直、考えられうる最悪の形での種牡馬入りなんですけども、あの程度の実績で種馬になれるだけでも有り難い話ですね。
カンパニーを輩出したミラクルアドマイヤ。
ナムラクレセントを輩出したヤマニンセラフィム。
ランニングゲイルを輩出したランニングフリー。
例え繁殖相手に恵まれなかったとしても、こういう奇跡がおきるケースだってありますよね。
種牡馬としての生活は現役時代以上に茨の道を歩む事になるでしょう。
それでも、僕はその奇跡を信じます。

最後と思われるクラブの更新にある「苦楽を共にしてきた」という一文ですが、少なくとも僕にとっては九割以上が辛い思い出だったのであしからず。
目標としても掲げられていた今回の『種牡馬入り』ですが、本来であればもっと良い形で実現できたであろうことをお忘れなく。
最後の最後だってのにまた愚痴をこぼしてますが、本当に最後だからこそ、もう一度だけ言わせて頂きます。
『人間がもっと高い意識を持って接していれば、彼には今よりずっと輝かしい未来があったんだよ』と。

今日は心から安堵のため息が漏れた。
そして同時に、やっぱり悔しかった。

僕はこれを最後の更新にはしませんよ。
今日の所は、安心した。良かったね。それだけで良い。

『おめでとう』にはまだ早い。
それは早くても四年後の話。
ブレイクは本当に強い馬だったんだって、彼自身の力で今度こそ証明して欲しい。
僕も乗っかります。最後の最後まで…。





◎おまけ◎
ここから先は僕の別人格に語ってもらう事にします。


いよっっしゃーーー!!!
種牡馬入りじゃオラァァ!!!!


えがった……本当にえがった・゚・(つД`)・゚・

きっと先生が色々と動いてくれたんですよね?
本当にありがとうございました。



明日から本気出す
2010年10月25日 (月) | 編集 |
二日経って、改めてブレイクランアウトの存在の大きさに気付かされました。
昨日は一日中、何もやる気がおきませんでした。
あれほど落ち込んだセラヴィ落選の一件が、もうどうでも良くなりました。
不幸をより大きな不幸で上塗りしたってだけなんですけどね。

昨日も朝からずっと競馬場にいたはずなのに、全くと言って良いほどレースの内容を覚えていません。
今も気が付けばふとブレイクの事を考えてしまいます。

富士Sの直線。前が開いて脚を伸ばしてくるブレイクの姿を昨日から何回妄想しただろう。
目を閉じると、決して見ることの出来ないマイルCSで、スーパーホーネットと並んで追い込んでくるブレイクの姿が浮かんでくるんです。そこではウチパクがガッツポーズしてるんですよ。
で、目を開けると前が霞んでよく見えないんです。
さっきまでずっとその繰り返しでした。

僕みたいな零細一口オーナーがG1級の馬を持つ機会なんて、そうそうある事じゃないです。
だからこそ、このチャンスを逃したくはなかった。
これ程の馬、下手したらもう二度と会えないんじゃないかって、そんな風にも思ったり…。

それにもし奇跡的にブレイク級の馬とまた会えたとしても、それはブレイクではない。
血が半分繋がってようと、厩舎が同じであろうと同じ事。ブレイクの代わりなんて居ないんです。

僕はブレイクランアウトが本当に大好きだった。
だから彼に勝って欲しかった。
最後はハッピーエンドで終わりたかった。

結局辛い事ばかりだったけど、それでも嬉しい時は本当に凄く嬉しかった。
何よりも熱くなれた。他の全てが見えなくなるほどに一途になれた。
競馬をやってて良かった。
改めてそう思えたのもブレイクのおかげでした。

だから…ありがとね。
今まで本当にありがとう。
オレも、もう泣かない。



皆様にもご心配をおかけしましたm(_ _)m
もう大丈夫です。

※この数日の間に頂いた皆様からのコメントのお返事は前回の記事のコメント欄にまとめてレスさせて頂きました。


実は僕、今まで泣いた事って殆ど無いんですよー。
自分の事では尚更ね^^
この三日間で流した涙の量、これまでの人生で流した分の10倍は軽く超えてますねw

泣くのは今日でおしまいです。
これからも競馬は続くから、明日からまた頑張って生きていこうと思います。



今までありがとう
2010年10月23日 (土) | 編集 |
なんだろう…。
辛いとか悲しいとか、自分が今どんな感情を持っているのか自分でも良くわからない。
涙も出てこねぇわ…。

ショックの度合いも『菊花賞出走』の時に比べたらどうって事ない気がする。
変なところで免疫が付いてしまっていたらしい。
あのプロセスであのレースを使われた時点で、こうなる事も半ば覚悟してましたからね。
つくづく運のない馬だった。今はそんな感想しか出てこないです。

今日のレースは誰の所為でもないと思う。
あれも競馬。十数年の競馬人生の中で、こういう事態は過去にも沢山目にしてきました。
レースは生き物。今回はたまたまブレイクが被害者だったというだけの話。
それに関しては結構簡単に受け入れているんですよ。
重賞だって勝ってるから先の事は心配しなくても大丈夫ですよね。

ただ、それでも『たられば』を使う事は許されないでしょうか?
一年半だけ時間を戻せたら、絶対今とは違う道を歩む事ができたんじゃないか。

だってそうでしょう!?
今日だってあんなに強かったじゃないですか。
ブレイクは強かった。
絶対強い馬だったよ。
そう思っているのは僕だけか?

一つだけで良い。
ブレイクにGⅠを勝たせてあげたかった。
GⅠ馬として名を残してあげたかった…。
それが出来なかった事だけは、悔しくて悔しくてどうしようもない。
朝日杯も、マイルCも。
今日スムーズだったらマイルCSも。
どこでも良かった。どんな内容でも良かった。
一つだけ勝たせてあげたかった。

誰がなんと言おうと、頂点を取れるだけの馬だったと、僕は声を大にして言い続けたい。
ブレイクのこと絶対忘れない。
嫌な事ばかりだったけど、それでも僕は幸せ者でした。
いっぱい貰ったですから。
いきなりこんな馬と出会えるなんて、普通無いですよ。
ブレイクは絶対凄い馬だった。
それを伝えられないのが本当に悔しい…。

でも、最悪の事態にならなかっただけでも良かったんだよな。


書いてるうちにようやく泣けてきました。
変な文になってたらすみません。


多分傷が癒えることはないでしょう(ずっと癒えなくたって良い)。
それでも今日までの事を全部受け入れて、僕はこれからも変わらず競馬を続けていきます。
ブレイクには競走馬として恵まれなかった分、少しでも幸せな余生を送って欲しいと、切に願います。




出る以上は勝つつもりで
2010年10月22日 (金) | 編集 |
ちょっと間隔が空いてしまいました。
仕事が忙しいってのもあったんですが、どうせなら出走と枠順が確定してからにしようと思ってました。
他の事を考える余裕もなかったですしね。

スマイルジャック、アブソリュート等、強敵の回避もあり、無事出走にこぎつける事ができました。
忌まわしきいちょうSから丸二年。
今回もあの時と同じ4枠からのスタートです。

東京競馬場は数年前に設置された排水溝の影響で、雨上がりのレースでは外が全く伸びないという、なんとも奇怪な状況が相次いで見られます。
あろうことかただでさえ距離ロスの少ない内から馬場が乾いていく仕組みになっているみたいなんですよね。
これを初めて知ったときは『ア○じゃないのか…?』と怒りを通り越して呆れてしまいましたが…。
毎日王冠の日なんて競馬をやってる気がしませんでしたよ。
確かに馬券を当てる分には簡単かもしれないですけど、あんな状況が許されるのはどう見ても可笑しいでしょう?
全部行ったもの勝ち、内を通ったもの勝ちですからね。
あんなに白ける見世物はないですわ。
高速化といい、東京競馬場の馬場、ホントどうにかなりませんかね?


さて、その事を踏まえた上で4枠8番というのは、まあ悪くない所かと思います。
今日がレースなら、昨日の雨の影響でまたも行ったもん勝ち…だったのでしょうが、幸いな事にもう一日あります。
毎日王冠の日のようなあからさまにアンフェアな状態では行われないでしょう。
それでも、今の東京の馬場では大外一気はほぼ不可能と言っていい。
フラガラッハなんかも4角過ぎまでは内を通ってましたし、大外から差しましたけど実際に通ったコースは馬場の真ん中より内なんですよね。
前に行くにしても後ろから差すにしても、ある程度内を差してこないと勝てないのは間違いありません。

しかし内に強い二頭が入ってしまったので、これではどうやって彼らに勝つか?
ではなく、どうやったら彼らが負けるのか?
そういった考え方にシフトせざるを得ない状況になりつつあります。

これは何も他人の不幸を祈ろうとかいう事ではなく、ただでさえ不利な状況なのですから、枠のことも含めて与えられた条件の中から少しでも相手より優位に立てるよう工夫するしかないだろう、という話です。
それでも、バレーはともかく、最大のライバルであるリルダヴァルはブレイクより前で競馬をするはずですから、包まれて抜け出せない隙を突く、なんて小細工はまず通用しませんね。
関東が主戦場の北村騎手なら馬場の事も熟知しているはずですし。
結局、あの馬だけには力勝負で勝つしかないだろうと見てます。

今回のような場合、出資者としては無事に回って来れれば良い、と言うべきなのでしょうが、僕は少し違います。
出る以上は結果を求めるべきだと思っています。
実際に勝ち負けできるかはともかく、ここまで引っ張ってきたのですから、レース後にここを叩いて次に期待。なんて甘っちょろい言い分は聞きたくありませんね。
大体ここで着を外せば、また除外の恐怖と隣り合わせの日々を送る事になるんですよ。
そんな状況下で、レース本番に合わせて毎回納得のいく仕上がりに持ってこれるんですか?
今のままじゃこの先勝てるレースだって勝てませんよ。
現状からの脱却。僕はこれが今の最優先事項だと思っています。

目標のレースに出られるとわかっている馬とそうでない馬、どちらが有利かなんて条件戦の結果を見ていれば一目瞭然です。
これから先は中途半端な造りで勝てる甘いレースなんてないのです。
なので、使う以上は勝つつもりで、内田騎手にはリスクを恐れず、長期休養明けだろうがなんだろうが勝ちに拘った騎乗をしてもらいたいと思っています。




ブレイク…
2010年08月09日 (月) | 編集 |

5日は美浦坂路で追い切りました(68秒3-50秒5-33秒7-16秒9)。
「先週お話した後、若干涼しくなったこともあってか馬の感じが少し良かったので、15-14のところを行いました。そのときの感触は良かったので、このまま乗り切ってくれれば今週あたりからコースでの調教を織り交ぜていけるなと考えていたのですが、再び前脚がムクミ気味になっていました。少しムクミやすい馬なのでしょうが、やはり今年の夏は去年に比べれば特に暑いですし、休み明けで中身が整いきれない分、影響が出やすいようです。新潟記念に向かうためにも、できれば計画どおりに進めたいと思って獣医にも診てもらったのですが、“脚元が局所的に悪いというわけではないけれど、無理をすると負担がかかりやすくなるので、まだコースでの調教は控えたほうがいいでしょう”とのことでしたので、今週も坂路での調教を入念に行っています。わずかではありますが、少しずつ前に進めることができていますが、まだドンドン進めていける状態にまでは至っていませんので、もうしばらくの間は馬のコンディションをよく見ながら調整していかなければいけません。可能であれば明日から週末にかけてのどこかのタイミングで15-15を乗ってみて、来週どのような調教を行えるか判断していきます」(戸田師)


日曜も時計は出していないみたいですね。

昨日の関屋記念を見てハァ…とため息。
長期休養明けのレッツゴーキリシマが鮮やかに逃げ切りました。
二着馬との能力差を考えても、ブレイクが出ていたら良い勝負になったんじゃないかって思った出資者は僕だけでしょうか。
本来の予定通り、一叩きされた状態なら多分勝てたと思います。

肉体改造の為、ってんならまだしも、暑さを言い訳になんてできませんよ。
「今年の夏は去年と比べて特に暑い」って去年が冷夏だっただけでしょ?
東京と美浦の違いはわかりませんけど、僕は至って例年並みの暑さだと思いますけどね。
まさか去年と同じように調整できると考えてた訳じゃないですよね?

ま、暑さを理由にするくらいなら最初から北海道で調整してくれよって話です。
菊花賞なんか目指した時点で待たされる事は予想してましたけど、それならせめて納得のいく形で待たせて貰いたいものですね。
大久保洋厩舎で修行した戸田先生ですから、手元で調整する方針なのは想像つきますが、それで結果が本末転倒では困ります。

しかし、この調子だと新潟記念も危なそうですね。っていうか寧ろこの流れで使って欲しくないです。
今の体調でスマートギアやらキャプテントゥーレやらを相手に勝てるとは到底思えませんし。
使えるのなら去年と同様、朝日CCからの方が良いでしょう。休養明けでも結果を求められる時期に来ちゃってますからね。
ここなら小倉記念→新潟記念と連戦してる馬はまず使わないでしょうし、札幌組もわざわざ中2週で出てくるとは思えない。小倉日経OP組が中心の構成となるはずで、しかも定量戦の為、新潟記念ほど格下の大駆けを警戒する必要もありません。

そもそも僕はまだ、ブレイクが2000Mをこなせると確信を持ってはいません。
同じ2000でも阪神内回りと息の入らない東京や新潟の外回りは別物です。
去年の朝日CCにしたって、馬場状態を考慮してもかなりスローの展開でしたからね。
あれでは2000をこなすスタミナの裏づけにはなりませんので。
坂路主体の調教にシフトした今なら尚の事です(←これ自体は賛成ですが)。

朝日CCに間に合わない=秋のGⅠ戦不参加。を意味します。
新潟記念を回避となれば、朝日CC→王冠or富士S→天皇賞orマイルCSのローテしか無くなる訳で、しかもそのうち一つは絶対に勝ち、朝日CCも勝つか最低でも二着に入って賞金を加算しなければ除外が確実です。
自信がないのなら、もう秋のGIは綺麗さっぱりと諦めて裏街道に回った方が良いんじゃないですかね。

陣営は既に、休養にも出さずに菊花賞参戦。そんな大罪を犯しているんですよ。
二度目はありません。今度こそ結果を出さなければなりませんし、人の判断ミスで馬の成長を妨げるような真似は絶対に許されないのです。

各所で批判されている在厩調整もちゃんと考えがあっての選択のハズですから、本当頼みますよ。




ブレイクランアウト近況【後編】
2010年01月24日 (日) | 編集 |
12/17
「暖かくなってから本格的に動かしていく予定なので、今の寒い時期はゆっくりさせる時間にあてています。継続してマッサージを取り入れて、心身ともに状態は良くなってきています。放牧してすぐのころはもうひとつ元気がなかったのですが、今は水野の環境にも慣れて、リラックスできています」(戸田師)

1/14
軽めの運動を行っています。「時間をかけていることで疲れは徐々に癒えてきましたし、人が跨った状態で負荷をかける運動を行えています。帰厩するまでの間は、じっくり動かしながら心身ともにフレッシュな状態へ持っていき、トレセンに戻してから入念に乗り込んで仕上げていくつもりです。体がそこまで大きくない馬なので、レースをただ数多く使うというのではなく、しっかり仕上げて一戦一戦を大事にしていきたいと考えています」(戸田師)


さて、イチから馬体を作り直すこと、休ませることの重要性については前編と中編で指摘してきた通りですが、具体的にどれくらいの休養期間を設けるのがベストなのでしょうか?
今回は『疲労回復』『馬体の修復+改造』『成長促進』と三つの明確な目的があるわけですから、単なるリフレッシュ放牧とは異なり、ある程度長い期間の休養を必要とします。

11月13日の更新では戸田先生は「1~2ヶ月はゆっくり休養をさせたいと思います」とコメントされていましたが、12月に入って疲労が目に見えて現れて来たのか、あるいは他の有力三歳馬のレース振りを見て『立て直す程度じゃダメだ。イチから鍛え直さなければ古馬には通用しない!』と考え直したのかはわかりませんが、春先からずっと不満を抱えてきた僕からすれば、充電期間を延ばしてくれたのには大万歳でした。
これがもし一年以上の休養を必要とする程の重傷だったりすると、今度は走る意欲そのものを失ってしまう危険性が伴うので、期間だけで言えば今回の休養はベストに近いものだと思っています(理想は半年くらい)。

出資者の中には『もっと数を使って欲しい』とか『天皇賞を目標にすると言っても全然賞金が足らないではないか』といった理由で早い復帰を望む人もおられるかもしれませんが、僕はどのみち今のままじゃメンバーの揃う重賞やGⅠを勝てるレベルには無いと思っていますからね。
別に今年限りで引退すると決まってる訳でもなければ、天皇賞(秋)に固執する必要だってないでしょう。
今ここで急かそうものなら、きっと去年の二の舞になっちゃいますよ。

菊花賞の時にも言いましたが、ブレイクランアウトは会員の為に一戦でも多く走るとか、少しでも賞金を稼ぐとか、最早そんな次元にいる馬ではありません。
何より牧場スタッフやクラブ社員がハッキリと口にしてましたよ。この馬を種牡馬にしたい、と。
それってつまり『最低でもGⅠ馬』という事です。
こんなどエラい目標を立ててしまった以上、出るレースは全て勝つ!位の気持ちじゃなきゃダメなんです。
ただでさえ小柄で一戦毎の消耗が激しい馬。身体が丈夫だからといって、この点を見落としてはいけません。
レースの選択も、そこに至るまでの調整も、常に慎重かつ万全を期した状態で一戦一戦を大事にしていかねばならないと思います。


最後に今後のローテーションを予想してみます。
もし、コメントにある通り3月末あたりにトレセンへ戻す予定なのだとすると、復帰戦は5月の新潟大賞典(8日)かオークス前日(22日)のメイS辺りになるでしょう。
その後は安田記念、エプソムCのどちらかを使って、そこでの結果次第で関屋記念や朝日CC、毎日王冠から天皇賞。余裕があればマイルCSといった感じですかね。
ブレイクの体力を考えると、年間6戦くらいが理想ではないでしょうか。
僕は2000Mはギリだと思ってるんで、どちらかと言うとマイルCSを最大目標にして欲しいのですが、あくまで今の時点ではという話なので、メンバーや成績次第では変更になるかもしれませんね。

天皇賞という言葉が出た以上、春のうちに最低でも重賞の一つは勝っておく、という計算でしょうから、復帰二戦目のレースは間違いなくガチで勝負に来るつもりでしょう。
また、そういったレース選択をすると思います。
藤田騎手もまだ完全に手の内には入れてない様子ですから、休み明けとか距離が長いといった言い訳の効かないレースを万全の状態で一度使っておく必要があります。そうしない限り、ブレイクの特徴を100%掴んでもらうのは難しそうな気がしますからね。
GⅠで勝負する為に、これは本当に絶対条件です。


どうもブレイクの事となると、話がメチャクチャ長くなってしまいます。
それくらい、ここに至るまでの中には感動もあれば不満もありましたし、これから先の希望もあるのです。
とにかく今はブレイクの身心が順調に成長してくれる事を心底願っています。

ここまで長文に付き合って下さって、ありがとうございました。


次は東サラの馬体診断……の前に急遽アルメーリヒ情報です。




ブレイクランアウト近況【中編】
2010年01月24日 (日) | 編集 |
10/1/7
「引き続き疲れを取ることを中心に運動を行っていますが、ここにきて状態は上向いているので、現在は人が跨った状態で負荷をかけています。3歳シーズンは大舞台で頑張ってくれましたし、レベルの高いレースを走ってきたことで消耗も大きかったと思います。小さな馬ですから大きな馬に比べて一戦するごとにケアをする必要があります。それは今後においても同じことですし、早い時期から数ばかりを使っていくことは決してこの馬にとって得策ではありません。今年のいちばんの目標は秋の天皇賞と考えていますので、今年前半に無理に使うのは避けたいと思っています。現時点では3月末あたりにトレセンへ戻す予定です。帰厩後から本格的に実戦へ向けた乗り込みを行っていくつもりです。オープンでこれからもっと活躍してもらわなければいけませんので、トレセンでの乗り込み期間をしっかりと作ることになるでしょう。仕上がり具合を見ながら具体的なレースを決めていくので、復帰が春の後半になるのか夏ごろになるかは乗っていく中で考えていくことになると思います」(戸田師)

10/1/20
「頻繁に水野馬事センターへ行って、いつものブレイクであることを確認するようにしています。状態はいい意味で変わりありませんし、引き続き入念に運動を行っています。あくまでも今考えている話ですが、秋の目標は天皇賞なので、毎日王冠などをステップにすることになるのではないかと考えています。復帰は今年の前半のうちにする予定で、馬の仕上がり具合にあわせることが大前提ですが、様々な角度から見て先のことを考えながらレース選択をしていきたいですね」(戸田師)


中編は今日に至るまでのブレイクを改めて振り返ってみます。

冷静になった今、NHKマイルC当時の写真を眺めてみると、募集時~二歳秋頃までの印象と比べて、明らかにクラシック仕様の調教を施されてきたことがわかります。
もう完全に別物なんですよね。マイル路線の頂点を目指そうとする馬の馬体のそれとは。
僕が考えるブレイクの適距離は1600~2000までだと思っています。
その根拠はこのサイトでも何度も説明してきた事なので今日は割愛しますが、父譲りの筋肉・骨量豊富で幅のあるトモ。それこそがブレイク最大の武器である瞬発力の源である事は、誰の目から見ても疑う余地がないでしょう。
しかしマイルカップ当日に僕が見たものは、それとは大きくかけ離れた酷く薄っぺらな幅のない馬体でした。
それまでや当日のパドックをご覧になった出資者の方々ならきっと同じ事を思ったはずです。
それでも良い方に良い方にと頭は考えようとするものですが、結果は皆さんご存知の通り。
GⅠというのはそんなに甘いものではありません。

もちろん原因は一つだけではないでしょうけど、最大の問題は『マイルCをダービーの叩き台に設定した』事にあると思います。
そもそものケチのつき始めはあの忌まわしき『いちょうS』からだったと思いますが、その後センハチの共同通信杯を勝ってしまったことで、陣営(orクラブ)が変に色気を持ってしまったのも歯車を狂わせたきっかけの一つだと言えるでしょう(個人的に良い思いをさせて貰ったのであまり悪くも言えませんが)。
初めからいちょうSをちゃんと勝ってさえいれば……みたいに他に言えることはいくらでもあるんですけど、その点は今は敢えてスルーします。

では、そのベストの条件と思われたマイルCを叩きにしてまで臨んだダービーはと言うと、当日の馬体については言うに及ばず、馬場さえもブレイクにとって大きな障害となりました。
あそこまで馬場が酷くなると道悪巧者云々の話じゃなくなってきますからね。後ろから泥を被りにいった時点でもうオシマイです。
二戦続けてあんな負け方ですから、ブレイクの競走馬としての心が折れていないかと、あの時は本気で心配しました。

そして、夏休みを返上して立て直しを図った朝日CC二着を経て菊花賞へと進み、そこでも惨敗した後、疲れが見えてようやく休養に入り今に至ると言うわけですが……ハッキリ言って、今回の頓挫は全てが当然の結果ですよ!

いくら脚に負担が掛かりにくい身体をしてるからって、あんな極悪馬場のダービーと完全適性外の菊を休みもなく走らされては、疲労が溜まっていて当然です。
むしろ今まで休養させなかった事が不思議でならないし、身体にガタが来ないと思っている方がおかしい。
まして去年の牡馬クラシック路線は近年稀に見るハイレベルと評されていたんですよ?
レベルの高いレースを戦えば、身体に掛かる負担もそれだけ大きくなるんです。

そしてそんなレベルの高い馬達の秋以降の成績は一体どんなものか?
ロジ、アンライ、ナカヤマ、アプレザン、リーチ、フィフス、アントニオ…春先の騒がれ方を考えると、今は酷い有り様だと思いますよ僕は。
今名前を挙げた馬達、もし2010年以降も本気で上を目指すつもりがあるのなら、ダービー後は年明けまで放牧!くらいの気持ちでも良かったと思いますがね。
トライアンフマーチ始め、ダービー組も何頭かは徐々に立て直して来たみたいですけどね。それでもまだ物足りない、というのが正直なところでしょう。
あの後もバリバリ元気なのといったら、せいぜいセイウンワンダーとトップカミング、ダートのゴルチケくらい。
今競馬をしたらフォゲッタブルかイコピコ。いずれにせよダービー不出走組が一番強いんじゃないでしょうか。

この世代の馬は元々の素材が良いので、体調さえ良ければ朝日CCがそうだったように重賞で勝ち負けする位はできます。
ですが、極限の戦いとなるGⅠを勝つためにはそれじゃダメなんです。
体調を整える事は当然。それに加えて、しっかりと馬体の成長を促す事ができなければ、結局一流半のままで終わってしまうんですよ。
実際そうやって消えていった馬を、僕はこれまでに何頭も見てきました。


追記:春先レベルが高いと言われつつ秋がサッパリ…。というとキンカメの世代もそうでしたね。
あの年のダービーも厳しく後々までダメージが残りそうな内容で、実際にあのレースの後故障してしまった馬も少なくありませんでしたよね。
後に活躍した馬の戦績を見てもわかるように、大事なのはその後いかに上手く身心をケアできるか、馬の成長を阻害しないか、という事のハズです。


後編でまとめを書いて完結とします。




ブレイクランアウト近況【前編】
2010年01月24日 (日) | 編集 |
09/12/3
曳き運動を行っています。「変にうるさくなるようなことはなく、落ち着いた様子を見せています。少しずつ疲れは癒えてきているのですが、まだいいころの雰囲気にはありません。筋肉などが傷んでいるわけではないのですが、このお休みの期間を有効的に使えるように、体のバランス補正やリフレッシュを兼ねて、マッサージなども取り入れています」(戸田師)

10/1/5
曳き運動を行っています。「引き続きマッサージと曳き運動で疲れを取ることに専念しています。今後、心身ともにさらなる成長を促したいと思っていますので、春は成長の期間に充てることも考えています」(戸田師)



個人的な話ですが、僕は昔『自分はスポーツが苦手だ。身体能力は高いのに運動神経が悪い(+目が悪い)。だからダメなんだ』
そう思っていた時期がありました。
単純に飛んだり走ったりする分には強いのに、何か他の道具を用いるスポーツはてんでダメ。
(もしかしてアタマが悪かったのか?)
しかし、ふとしたきっかけで整体へ通うようになったのを機に、野球やテニスといった球技から格闘技まで、あらゆるスポーツの実力がみるみる向上していったのです。
いや、あれは向上というより、自分がまるで違う生き物に生まれ変わったような、そんな感覚でしたね。

具体的に自分はどこが悪かったのか、何が変わったのか?
答えは明らかでした。
『身体(骨格+筋肉)のバランス』です。

むしろ、運動神経は良い方だったのです。
しかし、いくら運動神経が良かろうと、身体能力が高かろうと、それを『使いこなす』事ができなければ何も意味がない。
そんな当たり前の事実にこの時ようやく気が付いたのですね。そしてこれが僕の大きなターニングポイントとなりました。

それからは、さらにマッサージやストレッチ等を取り入れる事で、無駄に鍛えて付いた硬い筋肉を一旦完全に緩めてほぐし、柔らかく質の良い筋肉を左右均等のバランスになるようイチから造り直しました。
この作業にはかなり長い時間を費やすことになりましたが、その甲斐あって数年後にはとある大会で優勝。身体も丈夫になりました。

競馬にのめり込むにつれ、乗馬をかじった時期もあったのですが、身体バランスが改善された僕は初めての大会でも上位に入賞してしまいました(4級までですけど一応ライセンスも持っているんですよ)。
なんかジャンプとかの裏表紙にある宣伝みたいな都合の良い話をしてますが、これ全部マジです。

整体には今でも月イチの頻度で通っていますが、これを受ける前と後では身体の軽さがやはり全然違います。
そりゃあ僕もまだ20代前半ですし、5、6年前と比べたら身体能力や心肺機能が上がっているのは当然なのですが、当時とは物事への反応速度や運動後の疲労度がまるで違うんです。
身体のバランスが良くなれば、日常をどう過ごすにしても、身体にかかる負荷がまるで違ってきますからね。
バランスが良くてきちんと軸が通っている人はいくつになってもカッコイイもの。
そういう人は立ち姿からして既に素敵ですね。


長い前置きになりましたが、つまり僕が言いたいのは、スポーツ選手が高いパフォーマンスを発揮するには上下左右の身体バランスをシンメトリーに保つ事が必要不可欠である、という事です(アスリートでなくても、バランスの悪い人は足や顔に何らかの症状が出てきたりします)。
これは競走馬にとっても勿論当て嵌まることですし、厩舎・牧場スタッフも当然意識した上で日々取り組んでいるものと思います。
ですから、説明するまでもなくレースの間近、あるいは後にはどの馬もマッサージやバランス治療の類を施されているものと考えておりましたが、冒頭に載せたように一ヶ月以上も続けてわざわざ丁寧にアナウンスしてくれたと言うことは、案外誰も彼もが普段からそのような施術を受けている訳ではないのかもしれません。

この事からはつまり、そうまでしなければならない程ブレイクの身体には大きなダメージが蓄積されていた。という後ろ向きの見方と、ブレイクがそんなVIPな待遇を受けているなんて……!すなわち戸田先生ブレイク溺愛説が僕の中で浮上してきているのですが…。

仮に後者だったとしても、溺愛した結果が必ずしもプラスになるとは限りませんけどね。

ここまで長くなってしまったので、計3回に分けて僕なりの見解をさらに述べていきたいと思います。
(ひたすらブレイクがらみの事を語るだけなので、興味のない方は飛ばして頂いても結構です)




菊花賞観戦記
2009年10月27日 (火) | 編集 |
この世界に生きる者にとって、ダービーというレースは言わば球児達における『甲子園』。
『クラシック』、『GⅠ競争』といった一言では片付けられない重みやそれに賭ける想いがあるのは理解しているつもりですし、僅かでも勝算があると考えるなら使うべきとも思います。

これはサマーパーティーの際、戸田先生と話をさせてもらった時の僕の言葉です。
それに対し、戸田先生は共感してくれた上で「それ(ダービー)でも、明らかに距離が合わない場合なら別ですけどね」と、付け加えて話をされていました。
そう考えておられるなら何故、菊を使ったのでしょうか…。

結果としては、ほぼ予想通りと言えるものでした。
一、二着が父ダンスインザダーク。三着セイウンワンダーも母母父リアルシャダイと初心者でもわかるようなスタミナ血統の馬が上位を占める結果となりました。
近年の菊花賞はマイラーでもこなせる。などと言う新聞記者の意見も少なからず目に付きましたが、抑えが利かない(おさえない方が良い)タイプの逃げ馬が一番人気のこのレース、そのような展開になど、なる筈もありませんでした。
僕個人として、馬券こそ大きく外しましたが、今回の結果は容易に推測できるものだったと思います。

さて、今回の敗戦。ブレイク陣営はどう捉えているのか?
公式コメントを聞くと、どれもこれも溜息しか出てこないのですが、簡易的にまとめてみるとこんな感じになるでしょうか。

藤田騎手
「大外枠がきつかった。勝ち馬より100メートル以上多く走ってしまった。距離はやっぱり長かった。でも中距離なら大きな所を獲れる馬だよ」

戸田先生
「パドックでは落ち着きもあったし、良い状態に仕上げる事ができた。輸送を経験したことも活きていた。極端な枠からのスタートでリズムに乗れなかった。鳴尾記念に使うかもしれない」

まず二人が共通して口にしている大外枠。
ハッキリ言わせて頂くと、言い訳としては問題外ですね。
戦前「まわりの動きを見ながら運べますので悲観的には考えていません」などと口にしておきながら、レースに負けたら掌返して「やっぱり大外はきつかったです」って、いくらなんでもそれはないでしょう。
だいたいこの流れ、NHKマイルCの時と全く同じなんですけどね!
外枠が不安ならば不安!レース前から正直にそう言ってくれれば良いんですよ。

それに、全周パトロールを見ましたけど、それほど大きなロスは無かったように思いますけどね。
道中も前に馬を置いて、ポイントである折り合いもちゃんとついていたように見えました(少なくとも騎乗に関しては評価しています)。
仮に上位入線馬との比較で多少のロスがあったにせよ、あれ程引っ掛かっていたアンライバルドやトライアンフマーチよりも下の着順に終わったんですよ。
それが一体何を意味しているのか?
陣営はそれをちゃんと理解し、猛省して欲しいと思います。
個人的に藤田騎手が言う「中距離なら大きな所を獲れる馬」の『中距離』が果たして具体的にどれくらいの距離を指して言っているのか、微妙に引っ掛かる所ではありますが、まぁ、流石にこれではっきりしたでしょう。

鳴尾記念を使うのであれば、条件としてはほぼベスト。
当然巻き返しを期待したくなる所ですが、今回中途半端に長距離仕様の肉体を造ってしまったので、あと一ヶ月と僅かで元の身体に戻すことが出来るのか、少々不安も残りますね。
しかし、いちょうS~共同通信杯、ダービー~朝日CCの間に馬をしっかり立て直してきたように、戸田先生の調教師としての腕は確かだと思いますし、その手腕に期待する他ありません。

競走馬は皆、本能から闘争心が湧き上がってくる生き物です。そして同時に、明らかなる『能力差』・『適性』がそこに存在します。
そもそも彼らに闘争する心が存在しているからこそ『競馬』というスポーツが在り、ギャンブルとしても成り立っているのです。
しかし、競走に負けて自信を無くしてしまえば、闘争本能は低下するんです。この本能は精神力にも直結しているのですから。
ブレイクランアウトという馬は(結果は敗戦でしたが)GⅠで二度も一番人気になるような強い馬です。ならば、人間もそれ相応の敬意を持って接するのが当然。
安易な選択で彼の矜持を失わせるなど、絶対あってはならない事であると、少なくとも自分はそう思っています。

僕もあーだこーだ言うのはこれで最後にします。
今週、再来週と愛馬の出走が続きそうなので、気持ちも切り替えていかねばなりませんからね。

一人の出資者として、今後も全力でブレイクの応援を続けていこう、という気持ちは今までと少しも変わりません。
GⅠ制覇の夢も最後まで見続けたいと思っています。