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管理人ティアの一口馬主生活&各クラブ馬診断。競走馬をより深く理解する事が目的です!    ※記事の引用、および画像の転載は各クラブより許可を得た上で行っております。
不器用ですから・・・
2015年11月24日 (火) | 編集 |
アグレアーブルの重賞初挑戦は7着に終わりました。
着順だけ見ると期待外れの結果も、内容的には悲観するものではないと思います。
と言うよりトレーナーの言葉通り、これで見限るには早いなと感じました。

前走の事が念頭にあったのでしょうが、出していった際に少し掛かりましたね。それを引っ張る形で抑えたのが一つ。自分のリズムで走れず脚を溜め切れませんでした。

更に大跳びで小脚が使えないタイプ。直線で狭い所を割って来れるような馬ではないのでしょう。重賞級のキレは持っていないようなので、新馬戦のように外からエンジンを徐々にふかしていく形で乗るべきでした。これは結果論ですがね。
※状況次第では33秒台の脚を使える筈ですが、一瞬の切れによるものではない。

内で囲まれては走りが窮屈になり良さが活きない上、ストレスも溜まってしまうのかもしれません。
こういうタイプは得てして不利を受けやすかったり、リズムを崩されると脆い事が多いですね。
レース後、鼻出血も発症していたとの事で、そういったアクシデントの影響も少なからずあったのでしょうか。

力負けというより適性と経験の差だと思いましたが、いずれにせよ不利・不得手をはね除けて勝つほど抜けた力は現状持ち合わせていないって事ですね。
軽度とはいえ鼻出血ですから二ヶ月程ケアに使った方が良いでしょう。となると復帰は早くて東京の終わりか中山の開幕週。
フラワーCから。という事でも一向に構わないと思います。

・距離延長
・外枠
・広いコース
・平均ペース
・パワーを要する馬場

好走パターンはこんな所でしょうかね。
フラワーC→フローラSは適性的にもマッチしそうですし、ここで権利を獲れないようではオークスに行った所で結果は見えてますから中途半端な事はせず、腹をくくって欲しいですね。


レースは前走ブラックスピネルに負けたスマートオーディンが完勝し、阪神18ではスピネルよりも遥かに強かったロスカボスが着外という結果。
条件、状態一つで結果は簡単に変わるものです。
どんな条件でも強い、勝てる。なんて馬は本当にごく一握りの例外的存在です。
例えオルフェやゴルシのような怪物だって負けるときはアッサリ負けるのですから、アグレアーブルとロスカボスに限らず一回負けた位で器がどうこう言うのはナンセンスだと思いますね。







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