管理人ティアの一口馬主生活&各クラブ馬診断。競走馬をより深く理解する事が目的です!    ※記事の引用、および画像の転載は各クラブより許可を得た上で行っております。
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2009年度 見学ツアー記 Part3
2009年09月16日 (水) | 編集 |
前回は特定の馬にスペースを取りすぎてしまったので、今回も引き続きノーザンファームYearling遠浅の馬を紹介です。

この後もディープインパクトの子供が続きます。
まずはタニノミラージュ08。ハルーワソング08と同様に放牧地での動きが良く、高い評価を得ているみたいですね。
この馬も父らしい感じのタイプと言えます。
ただ、個人的にはジワジワと成長してくるタイプに見えましたが。

その次に見たのはドゥルセデレーチェ08。
トモの幅は並でしたが、トモの奥行きがあるタイプですね。キレがありそうな形をしてました。
歩いている所も見ましたが、首の使い方が上手でした。
スタッフの方が言うには「多分芝向きだろう」との事です。
見た目は母父フレンチが出ている印象でしたがあまり硬さは感じませんでしたし、瞬発力もありそうなので、言われてみると確かに『なるほど。芝かな…』って気になりました。

続いてナナメに移動し、カタリストの08を見ました。これもハーツ産駒ですね。
スッと伸びた前脚、肩に付いたしなやかな筋肉。全体的にトモが少し薄めですが、血統が示す通り、長い距離に適性があるのでしょう。現状はこれでも良いと思います。
柔らかみもあるし、ストライドも大きそう。早めに一勝さえできれば、中長距離路線で稼いでくれるでしょうね。
黒光りする馬体が良く見えるでしょうし、今後も人気を伸ばしていくと思いますね。

しかし、僕の目は誤魔化せませんよ笑。
この馬が後脚に蹄鉄をしている事。これを見落としたりなどしません。
ここでちょっと意地悪な質問をしてみます。
「冷静に考えて、これから売ろうって馬に蹄鉄をはかせるメリットなんてありませんよね?」
返事はすぐに返ってきました。
「運動のし過ぎでツメが減りやすいのです」
さあ、これをどう取るか?

これが前脚だったら無条件に切っていたでしょう。でも後脚の場合は本当に運動のし過ぎであるケースも多い。
しかしこの繁殖ですし、同父のスカーレットローズもDVDでは後脚に蹄鉄をつけていたことから血統的・体質的にそうである。というケースもこの時頭によぎりました。
ハーツ産駒には特に多いのですが、歩くとき後脚のブレが気になるのです。
実際ハーツもガニ股でしたよね?
それらから察するに、運動量が多いのは事実としても、減りやすいのは関節の造りとも関係しているのではないだろうか?
というのが、僕個人の見解な訳です。

また長くなっちゃいましたね^^;
どちらにせよ断定はできません。
ただ、僕的には懸念材料の少ないミスティーミス08の方が行きやすいかなぁ、とは思っています。

次は64番のコニャックレディ08にいきます。
僕が挨拶をしてから「大きいですね~」と言うと「今のところすごく丈夫で、乗り出しも早いと思いますよ」
早来のサンストーン08と似たようなコメントが返ってきました。
その根拠を聞くと「夜間放牧でも休むことがなかったので、体力がある。大型でも身体は引き締まってますし、脂肪が付きやすいタイプでもない」という事でした。
サンストーン08と比較すると、僕は馬体もこっちの方が好みでしたね。
柔らかみもあり、芝でもやれそうな程だと思ったので「芝を走らせる予定はあるんですか?」と聞くと「それは調教師が判断し、芝で良いと思えばそうするのではないでしょうか」と言うことでしたが、本質はやはりダート向きの馬体で適度に角度のある繋ぎですから「僕としてはダートに専念して欲しいんですけどねぇ~」と返してみました。
それには「見た感じは確かにそうですし、血統を考えても個人的には私もダートが良いと思います笑」と答えてくれました。
それが解ってらっしゃるのなら、どうやら問題なさそうですね。

長くなりそうな馬は後回しにして、ここからは簡易的にサクサクいきますよ。

22番のヴィートマルシェ08。
引き手さん曰く「走ってみなければわからないが、割と柔らかいので芝がダメという事はないはず」との事。
話をした印象で、正直で裏がなさそうな方だったので、調子に乗って値段の事も聞いてみます。
Q、この実績の初仔にしては高額ですが、トライアンフマーチの活躍と関係があるのですか?
「デキが良いのもありますが、それも少しはあります笑」
見込み通り、正直な方でしたね^^
どうもありがとうございました。

では次行きましょう。アモリストの08。
時間配分上、殆ど見れませんでしたが、この馬はいかにもネオユニらしい馬でしたね。
ただ、少し落ち着きがなかったかな。
初めて人に囲まれて驚いたのかもしれませんが、これからツアーに行かれる方はその点もチェックして来られると良いでしょう。

23番サワズソングの08。この馬の上は以前東サラで募集されていたと思います。今年はキャロなのですね。
この馬もミスティーミス08と同様、ゼン○エルシ○状態でした。
ミスティーミス08とは丁度隣り合わせだったのですが、揃いも揃ってナニを披露してるんでしょうね笑?ミスティーミス君はいい加減に収めて下さい^^;(結局最後までその状態でした)
馬体は二つ上と同じく、良く見せていましたよ。きっと、そういう繁殖なのでしょう。
脚の造りが頑丈そうなのが一番の長所ですかね。栃栗毛というのもレアですね。

ナビエストークスの弟タイキジュリエット08は立ち姿が若干前傾姿勢でした。前に重心があるのですから、スタートは良さそうかな。
体型・血統から中距離がベストでしょう。これは解りやすかったですね。
脚元が左右対称で同じ形をしていたのは好印象です。

アブラハムダービーの半弟カメリアローズの08。
前にも書いた通り、ホワイトマズルの血が出ていますね。パワーがすごく、抑えるのが大変だそうです。
確かにどっしりしていて、見るからに力強そうでしたね。…ってことはやっぱりダートでもやれるかも?
トモはアブラハムの方が好きでしたが、こちらの方が脚元は丈夫そうで、身体もそんなに大きくはならないと思います。
担当の方も「いっても500位だと思います」との事。
大目に見ても520キロくらいですかね。タキオンの牡馬ならそれくらいでも良いでしょう。

続いてはシンクリ産の関東馬ビューティフルジェムの08。サンディエゴシチーが近親にいる血統ですね。
ダート・芝どちらでもいけそうですね。中距離の芝が一番合いそうでしょうか。
この馬も比較的丈夫そうな造りで、蹄はコンパクトな形をしていました。

ただ馬体とは別に、このビューティフルジェムの08には他の馬にはない独特の雰囲気を感じましたね。
それをよく使われる『オーラ』という大層な表現をするのが適切かどうかなんて解りませんし、僕自身そんなものを感じ取れるような人間ではありませんが、この馬は他馬と一線を越えた所にいるような強い存在感を感じました。
僕はこのサイトで馬を診断する時に、よく『トモが良い』とか『筋肉の質が良い』といった、これまでに得た自分の知識や好みに合った具体的な言葉を使って、各馬を評価する事が多かったと思います。
でもそれらはカタログやDVDを見れば、解る人には大体みんな解るような事を書いてきたつもりです。
ですが、そのような言葉・理屈ではとてもその馬の持つ良さを表現する事のできない馬が稀にいるのですよね。

そもそも何故、我々は高いお金をかけてわざわざ北海道まで足を運ぶのでしょうか?
それは言わずもがな、少しでも有益な情報を得る為、手元の資料では気が付かないような各馬の一面を間近で確認する為です。
僕はまさに今回のようなシチュエーションを求めて、毎年欠かさずツアーに参加するよう心掛けているのです。
もしかしたら、この馬が今回のツアーで一番の収穫だったかもしれません。

とまぁ、こんな風に書くと、さもとてつもない大物を見つけたかのように聞こえるかもしれませんが、多分出資する事はないと思います笑。
人気にもならないでしょうね。
実際は条件を問わず、コツコツと稼いでくれるようなタイプではないでしょうか?
少なくとも一勝もできないような馬には見えませんし、そんなの考えたくもありませんがね。
この値段もサンディエゴシチーが出てくる前に付けられたものですから、牧場の期待も結構大きいのではないでしょうか。
トモがしっかりしてくれば更に楽しみなのですが、形そのものは良かったですから今後大きくなる素養はあると思います。

そしてトリを務めるのはラフィカの08です。あくびをして少し眠たそうにしていました。
こういうカワイイ表情を見ると愛着が湧きそうになりますが、今回見るべきポイントはそこじゃないのです。
あまり心を動かされないように、と気を張りながら、馬体の方へと目を移動させます。
印象としてはやはり、母方の影響が出ているようですね。ジャンポケらしくありません。
敢えていうなら、去年のマージービートに似ていると思いましたね。馬場や距離の適性も近いところにありそうですよ。
マージーより優れていそうな点は、頑丈さと今後の成長度。成長度の方は優れている、っていうより完成度がまだまだ低いって意味ですけどね。
体重も「40キロくらいは増えるんじゃないか?」との事です。

ある程度コミュニケーションを取った所で、気になる気性について、尋ねてみることにします。
「近親にタキシードやジーンズ。お姉ちゃんがエアパスカルだとやはりこの馬も気性の面が不安です」
それを聞いたスタッフさんは一瞬わずかに驚いたような顔をした後「ピリッとしてる時もありますが、基本は大人しい馬です」と言いました。
うん、確かに今も、のほほ~んって顔してるね(かわええなぁ、チクショー)。

スタッフさんが一瞬驚いて見えたのは僕には『言われてみれば確かにそうかも…!』といった反応にも見えたのですが、もしそうだとしたら『本当に普段は大人しい。言われるまでは気づかないレベル』という事かもしれませんね。
でも僕が気性面を気にしているのはパスカルの下だからではなく、むしろタキシード&ジーンズ兄弟が近親にいる事の方なんですよ。ジャングル産駒ですし、気性が激しい分には全く構わんのです。
それより『真面目に走ってくれるかどうか?』が何より心配なのです。
今のところは「人に従順で不真面目な所はない」という事ですが、こればっかりはこれから成長して走って見ないことにはわからないですよねぇ…。
他にも「社長の息子が高く評価してる」なんて情報も入りましたが、これは果たしてどうなんでしょうかね^□^?

次回は一日目のラスト。
ノーザンファーム早来(牝馬)の見学です。
人気のあの馬もここで登場しますよ!


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コメント
この記事へのコメント
こんばんは^^
ブレイク菊花賞ですか・・・どう考えても長いような気がするのですが・・・先生の考えがどうにも納得できない感じがしますね・・・
2009/09/17(木) 00:02:17 | URL | akira #-[ 編集]
お久しぶりです
ティアさん、こんばんは。

ティアさんの馬の見方は、共感できるところが多いです。ちょっと私より尻フェチ度が高い気はしますけど、これもまた男としては共感できます(笑)。

マイベストスターは、社台に引き続き、またしても募集番号1番… ひょっとして1番フェチでもあったりして?? 私がブログで取り上げなかったのは、胴が短く前の勝った馬が好みではないだけで、歩様はじめ出来自体は良い馬だと思います。

ブレイクは、おそらくシンゲン・藤田ペアと使い分けしたいのでしょう。私はもう… ちょっと危険な状態で、逆に「ここは自制心を保たなければ」と必死になって自分を抑えているような次第です。
2009/09/17(木) 01:13:40 | URL | うまなみくん #-[ 編集]
akiraさんへ
akiraさん、こんばんわ。
この件について語ろうとすると、多分止まらなくなってしまうので、敢えて記事にはしませんでした。
天皇賞かマイル路線か?なんて事を言っていた僕の予想をはるかに超越したトンデモ展開になってきましたよ。
2000Mですらあちこちで不安の声が挙がっているこの馬に3000Mを走らせますか…。
って言うか、だったらなんの為にわざわざ朝日CCを使ったんですかね?
納得いかないとか、クラブへの怒りだとかを通り越して、最初に文章を読んだ時は笑っちゃいましたよ。
(この先チョット愚痴っぽくなりますm(_ _)m)
しかも見事に競り負けといて「距離は関係ない」ですからね。藤田さんが本当にブレイクの性質を理解しているのなら、朝日CCは勝てたレースだったと思います。一番の敗因はGⅠ馬の底力ではなくて、騎乗馬の研究不足ですよ。一度も勝たせた事がないってのに、随分と強気に出れたものです。
大体、いくら折り合いが付いたって3000Mも走れば結果は同じですよね。

この馬のローテをめぐるドタバタ劇は今に始まったことではありません。
しかし、これまでは何かしらの形で納得できる事情がくっついていただけマシでした。
でも今回は?
僕には騎手とクラブの都合に厩舎サイドが振り回されているようにしか見えないんですけどね。

全く開いた口がふさがりません。
とにかく今は陣営がもう一度考え直してくれることをひたすら願うばかりです。

長文、失礼しました。
2009/09/18(金) 23:20:13 | URL | ティア #-[ 編集]
うまなみくんさんへ
うまなみくんさん、こんばんわ。
コメントありがとうございます^^

尻フェチであることは自分でも重々承知しておりましたが、なんと一番フェチとは…!
言われてみると確かにそうかも…って言うか間違いないと思います笑。
ここ数年で他にもワイルドウエスト、ハンマープライス、カドデュソレイユなんかにも惹かれましたからね。これはもう確定的でしょう(^▽^;)
マイベストスターは体質面がやはり気になりますね。見た目がどれだけ平気だとしても、実際早いところに移行してからの回復力は未知ですからね。馬体からは当然期待できる逸材と見込んでいるのですけども^^

ブレイクの菊花賞騒動に関しては、流石にそれはちょっと…と言いますか、どうしたら陣営からそのような選択肢が出てくるのかが僕には理解できません。
だいたい戸田先生は『今後の為を考えて三歳のうちに賞金を加算しておきたいから』という理由で(他に走り方の改善などもありますが)、夏場放牧にも出さず自厩舎で調整をする選択を選びました。
賞金加算?
じゃあ菊花賞を使った後、さらにまたどこか走らせるおつもりなのでしょうか。
今後の為ってのは来年以降、ブレイクの将来を指して言っていたのではなかったのですかね?

そりゃ僕だってクラシックには憧れます。
でも、その結果が馬の矜持を傷付けるのが目に見えているとなれば話は別。
そんなの断固反対ですよ!
春はなんだかんだで納得させられましたが、今回の一件でブレイクもフィフスもクラブにとっては客寄せパンダ位にしか思われてなかったんだ、という気がしてきて、なんかもう泣けてきそうですよ。
2009/09/18(金) 23:53:55 | URL | ティア #-[ 編集]
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