管理人ティアの一口馬主生活&各クラブ馬診断。競走馬をより深く理解する事が目的です!    ※記事の引用、および画像の転載は各クラブより許可を得た上で行っております。
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牧場見学ツアー2010 その4
2010年09月22日 (水) | 編集 |
見学ツアーもいよいよ後半戦。
ノーザンファームYearling遠浅です。

やはり最初は出資候補馬から見ていこう、という訳でファインセラの09。
DVDでの印象が兄より下に感じていたので、候補からも外れかけていたのですが、なんと言う事か。
近くで見るとかなり良い^^;
まずトモに容量がある。寛骨を中心としてその周りに良い筋肉が付いてきそうな印象。形も良く、これぞ走るキンカメのお尻。
ペニーやドルチェも良かったですが、実際に見るとこの馬が一番グッドでした。
写真よりも背が短く感じられ、全体のバランスもとれている。そして見るからに頑丈。
強度は全体でも三指に入ると思いましたね。

兄より胸囲がある事と、アブの件や完成度の低さからしてラロメリアより大きくなりそうです。
腰高が解消されれば歩様も良くなるでしょうし、柔軟性も出てくるかもしれません。
確かに上よりキンカメ色が強く出ている印象を受けますが、柔らかさや雰囲気は単純に完成度の差だったのかもしれません。この血統のことですし、今の段階で決め付けるのは良くない。
もしそうなら、測尺に不安がない分、ラロメリアより上に行く可能性もあると思いました。
極端な例ですけど、例えばタイドとディープを目の前で並べられたら10人中10人がタイドを選びますよね?
こういった名牝系一族の産駒って、少ない資料で評価してしまうには少々危険なんですよ。

ちなみに、先日11年産がジャングルポケットならパスと言いましたが、今年の相手はまたもやキンカメだそうです。
「母父サンデーに合う配合と言えば、まずなんと言ってもキンカメでしょう」
いやいや、ジャンポケも負けてないだろう?と思いましたが、それだけラロメリアとこの馬の出来が良かったのだと、考えるようにします。
おかげで切るに切れなくなってしまった…。
ちなみに10年産はクロフネの牡馬です。僕はクロフネ産駒があまり好みでないので来年は見送り濃厚でしょうが、丈夫そうなフラムドパシオンみたいのが出てきたらその時改めて考えることにします。

そうそう、頂いた質問に一つ答えておきましょう。
二年連続で同じ種馬を付ける場合というのは、やはり前年の出来が良かったから、というケースが一番多いのだそうです。
あとはたまたまその種牡馬が空いていたとか、配合上何か狙いがあるとか、理由は他にもいくつか存在するのでしょうが、少なくとも、出来が悪かったから今度こそ!という逆のパターンはあまりないみたいです。


では次、シンハリーズの09。
馬はやっぱり良かったですよ。ディープの中ではこの馬とキューが一番好みに近かったですね。
しかしそれ以上に、依託厩舎や価格から牧場側の期待が伺えた事が候補として挙げた最大の要因だったのですが、話を聞いていると、牧場期待の一番馬はどうやらこの馬じゃなかったみたいなんですよね。
「この価格は馬の出来よりも血統の良さとその期待値を反映させたものです」
シンハリーズの現役時代は僕も知っています。でも彼女はアメリカンオークスではシーザリオに5馬身以上ちぎられてましたよね?
ゴレラにも直接対決で負けてますよね?唯一のG1勝ち鞍だって、低調なメンバーの中で行われた米国の芝G1ですよ?
そしてこの馬以外、一族に目立った活躍馬はいなかったと記憶しておりますが…。
一体、血統の良さとは何を指して言っているのでしょう?
それはこんな答えでした。
「社長がセリで高値で買ってきたので…。なので、走ってもらわないと正直困るんですよね^^;」
成る程。そういう事でしたか。
血統の良さ(GⅠ馬)と期待値(セリ代金、約二億円分)の分、ね。

この馬は確かに出来が良いです。一口10万位の価値は確実にあるでしょう。
でも、↑の本音トークを聞いた後では15万も出す気にはなれませんでしたし、それにはもう一押しが欠ける馬だと思います。
僕にとって一口15万という値段は、何か一つでもその馬だけの武器を持っていてくれないと踏み込めない領域なので、この馬はパスです。
全てが水準以上、って程度では買う気にはなれません。
本馬には明確な妥協点もありますからね。

では牧場が絶対成功させたいであろうディープの一番馬は一体どの馬なのか?
話を聞いていると、それはデータの09と見て間違いなさそうです。
場長さんも、相当期待されているようでした。この価格設定は出来に自信があるから。そのように仰っていました。

ちなみに、セレクトの価格は全く考慮していない、って話はセラヴィの所でもしましたが、この馬は最初は胴が詰まっている印象で、スタッフの間でも評価はたいして高くなかったのだとか。
それが「徐々に伸びが出てきて、距離をこなせるようになってきた。さらに背も長く感じず、締まりも出てきて、バランスがとても良くなった」。
話を聞いている分には相当な器みたいですけど。。。
でも、こういう馬ほど慎重に。
個人的には同じアルゼンチン系のアルファホールの走りを見て、それから真剣に考えたいですね。多分その頃には満口になっているのでしょうけど…。
「予算があるのなら、この馬は自信を持ってお勧めできます」
この牧場の評価をどこまで参考にして良いのか…。場長さんの評価だけに、軽く聞き流すことはできないんですよね。
ま、15万出すなら、僕はやっぱりファインセラですかね。

ディープ産駒ではクリソプレーズの09も評判が高かったですね。
動きだけでなく、パーツが強いとの事です。
見た目にはいかにもディープインパクト産駒らしい印象を受けましたが、馬の出来ならシンハリーズよりもこちらを上とするスタッフも多いらしいですよ。
繋ぎの柔軟性が理想的で、馬体自体それほど大きくなりそうもないので、脚元の心配はしなくても良さそうですね。

ヒールゼアハーツの半弟、ミスティーミスの09も良い馬でした。
トモの形はヒールに似ていましたね。全体的に見て、ダブルレインボーよりはヒール寄りの印象でした。実際に見て良かったのも同じですね。
ただし、ネオユニ産駒らしくはなかったです。
欧州っぽさはそれほど感じなかったのですが、ダートもありそうなタイプでした。
この出来でヒールより安いのはラッキーだと思いましたが、ダブルレインボーを見ると、母の繁殖ポテンシャルはせいぜい中の上と僕は評価してます。
大物狙いが今年のコンセプトなので今までも名前は出さずにいましたが、本馬も兄以上の活躍は十分見込めるはずですよ。
ただし、この厩舎は個人的にNGです。トランスワープやロジユニの例を出すに及ばず、管理馬の仕上げに難あり。二桁の馬体重変動は当たり前の厩舎です。
しかも管理頭数がやたら多い。
出資するのなら、それらを予め覚悟しておいた方が良いですよ。

その他では、あまり見れなかったのですが、タキオン産駒のガヴィオラの09。
この馬も見た目には良さそうでしたね。繋ぎのクッション性は普通でした。強度はフィックルの方が明らかに上だったと記憶しています。
スタッフの方によると、タキオンはぶっちゃけ今年よりも去年力を入れてたみたいです。
決して今年が悪いという訳ではないらしいのですが、確かにそれは僕も感じていたことです。
実際、昨年は出資した三頭のうち二頭がタキオンでしたしね。

馬体派の支持を集めそうなピンクパピヨンの09。
毎回良く見せるのがピンクパピヨン産駒の特徴ですから鵜呑みにはできないんですが、まぁ見た目はやっぱり良かったな、と。
パピヨンから大物が出るとすれば、一つ上のキンカメ産駒カフナか本馬でしょう。
出来ればカフナが走るまで様子見したいのですがね。
スタッフの方は「大物ってよりは堅実に稼いでくれるタイプかもしれませんが…うーん、今の時点ではなんとも…」といった具合で掴みかねている様子。
この血統と値段でアベレージヒッターは正直いらないんですけどね…。
マナクーラ達はクリ産駒(ロベルト系)にしては少し軽すぎたのではないかと。ようやく大柄に出たことですし、僕は一発を期待しているんですけどね。
しかし何故、この子は池江さん所でないのか。期待されてるなら上と同じとこにいくのでは?
「僕も理由はわかりませんが、期待されてるからこの(マツパク)厩舎なんですよ」
うむ。言われてみればそれもそうか。
寧ろ結果を出せなかったから一度換えてみよう、という事なのかもしれませんね。

ちなみに僕の2次候補です。
もしセラヴィとこの馬が走らなければ、もう二度と母父サンデーのクリ産駒に出資することはないでしょう。

同じく二次候補のムガメールの09。
菅囲のわりに体重が420キロ程度しかないのですが、それは長い夏とアブの所為。
ダートも有り得るかも。というお話でしたが、僕の目には芝の短距離オンリーのように映りました。果たしてどうなるでしょうか。
現状の期待度はだいたい上と同じ程度らしいのですが、それだとこの馬にどこまでのレベルを求めるかで評価にかなり差が付きますよね。
ちなみに僕は短距離重賞に出れるくらい。OPまでは行って欲しいと考えています。
イメージ的にはフォーリクラッセよりもメガトレンドのような馬になると思うのですが、メガトレンドは展開一つでOPまで行けた馬のはず。それを超えて欲しいのです。
馬体的にはそれ以上を期待させるものがあります。

『元を取れる』程度なら見送る方針なので、今後どれくらい成長するのかに懸かってますね。
一度、二歳戦でバリバリ活躍する早熟スプリンターを持ってみたいのですが、この馬は早熟ではないよなぁ…。
後足のブレが治ってなかったので、そういった面が解消して、馬体も増えて、その時まで残っているのなら検討します。
メトロノースの所だし、厩舎も悪くないはず。

最後にプリンセスカメリア09。
場長さんのお勧めだったので、見てきましたが、すごく良いお尻をしてました。
この血統はみんな馬体が良いので注目しているんですが、弓脚っぽいのが唯一残念ですね。
でも、場長さんが薦めたくなるのもわかる馬ですよ。
ただ「お金を抜きで考えるなら、データやクリソプレーズには及ばない」そうも言っていましたね。


ここで見た馬は皆良かったですよ^^
07産の時も同じことを言ってたような気がします笑。

次回のノーザンファーム早来で最後になります。
見れたのはリッチダンサー、クルソラ、ジェイズジュエリーの三頭だけなので、ボリュームはかなり薄くなると思いますがご了承くださいね。
皆さんから頂いているコメントもそちらでまとめてお返事させて頂きます。

僕の最終決断もそこで発表する…かも?


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コメント
この記事へのコメント
中間発表でクリームオンリーが入ってこなかったのでこれが確実に獲れるなら、
最優先は攻めても良いやということで予定通りセラヴィの大抽選会に参加しようと思います。

3頭目をキューとリッチダンサーで悩んでますが、
韓国にドナドナされたHawk Wingが良く分からず悩んでます。
キューは様子見できそうですし、リッチダンサーに行くべきかなぁ。。。
NF早来のレポ待ってます。
2010/09/23(木) 00:20:02 | URL | ちゃらこ #-[ 編集]
ティアさんこんばんは。

やはりノーザンFのディープ1番馬はデータでしたか。シンハリーズは、本当に期待されているならサンデーRで募集されてるはずと思っていたので納得です。逆にデータは、キンシャサ、ジャガーメイルでG1を勝ったご褒美馬の一頭として堀厩舎に行くのではないかと踏んで狙っていたのですが、当たりかもしれませんね。

狙うなら、キャロにゆかりのある血統馬か、ワケアリ馬(キャンセル、脚曲り、父が韓国放出など)の方がいいと思い、出資申し込み馬を組み立てています。ラロメリも胸が浅すぎてキャロに来たのかもしれませんね。おかげで弟も来れたのでは、と。

あと、データは馬が変わってきたとのことですが、この馬の成長過程がやはり弟の落札価格上昇の一因になっているような気がします。ファインセラもそうですが、やはり全兄弟ですから、兄がガラリ一変なら、弟もそうなると期待するのが普通でしょう。

というわけで(?)、ファインセラも思ったより人気無いようなので、キュー、データに加え、行かせていただきます。ラロメリアよりキンカメ色が強い、逆に言うとビワハイジ色が弱いようですが、他ならぬキンカメですから。シンボリクリスエスやファルブラヴ、クロフネなどで父の色が濃いのとは訳が違いますよね。キンカメとビワハイジのどちらにどのくらい寄っているのがいいのかは、結局誰にもわからず、結果論でしか語りようがないので、ここは両者を信じるのみです。

あとは、ジェイズジュエリー、リッチダンサー、ドゥルセデレーチェ、フェリークの取捨を考えていますが、ドゥルセデ以外が当初の予想より票を伸ばしているので悩みどころです。でも、だからといって最優先枠つぶしてまで欲しい訳でもなく(それならセラヴィに行きますよ)。一次で埋まらなさそうな気もしますが、キューを落とすのだけは絶対に避けたいので・・・。悩みどころです。

何はともあれ、ファインセラでご一緒できることを期待しています。
2010/09/23(木) 02:42:04 | URL | 尼尾 #-[ 編集]
キャロットツアー
ティアさんこんばんは。
コメントお疲れ様でした。ありがとうございました。
この会場ではディアデラノビアの09とピンクパピヨンの09ばかり見ていました。
やはりシンボリクリスエス産駒は良く見せます。
ちょうどそこから見えた小柄な馬がデータの09!すごい人だかりで近づくことができませんでした。
ディープインパクト産駒はどこでも人気でしたが、関東馬は意外と1次で満口にならないかもしれないですね。
2010/09/24(金) 22:18:19 | URL | クー #-[ 編集]
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